南米に来たついでに



南米に来たついでにガラパゴス諸島に寄ってみた。
その話を友人たちとしていると、「本当にどこでもいくんだね」と驚かれることが多かった。

弊社の仕事を振り返って見ると、行動力で状況を打開して来た事も多い。

独立した当初、中国での携帯事業に関わっていた時、日本で仕事をしていてあるアポが取れそうという連絡が朝一番にあった。
即決でチケットを取り、その日の夕方にはその人の上海にある事務所を訪問すると、本当に来たのか、という呆れ顔と共に、それならばということで某人物を紹介してくれ、それが案件を成功に導く大きなきっかけとなった。

ブラジルで鉱山関係の仕事をしていた時に、某企業幹部が会ってくれそうという連絡があった。
サンパウロから飛行機でブラジリアに飛び、ブラジリアの空港でタクシーを運転手ごと3日間チャーターし片道10時間以上をかけて会いに行った。
とても感動的な出会いになった事を覚えている。

弊社のような小さな企業だからこそできる即決力、行動力、そして最も重要なのは即決と行動を成功に結びつける忍耐力を育ててもらったのは30代に勤めていた会社だと感じる。

ヨーロッパ全体での営業をしていたが、出張申請等もなく本当に自由にヨーロッパ中を飛び回っていた。
入社した当初、行動派を自認していた自分でさえも驚くようなダイナミックな活動に戸惑った事もあったが、直ぐに慣れた。

今、周辺の人達が驚くのを見て、当時の自分の戸惑いを思い出すと共にそのような行動力を鍛えてくれた先輩たちに感謝である。

弊社の今があるのは、周りが驚く行動力にも一つの要因がある。
人と同じことをしていたら勝てない。
人があっということをして初めて周りが耳を傾け、成功への突破口が見えてくるのである。