アメリカからカナダへ

国境を越えて仕事をすることが多い弊社ですが、周囲の皆さんはなぜ弊社がこのように国境を越えて仕事をするのかあまり理解できない模様です。
通常、海外展開に関するコンサルティング業務を行う場合、対象国のコンサルティング会社と協力する場合が多いです。
なぜならば、現地のコンサルティング会社のほうがその国の状況に精通していると考える人が多いからです。
ある意味それは真実ですが、グローバルなビジネスという観点に立つと本当にそうでしょうか。

なぜ、我々の移動費を払ってまで、弊社にこのような依頼が数多く来るのか。

1つの傾向として、海外展開は既に一つの国だけでは収まらない状況になっています。
サプライヤーは世界中に散らばっており、顧客も国によって傾向が違う。
以前は例えば中国やインドに焦点を絞った戦略を練ることもありました。
現在は、中国に工場を作る、買収を行うにしても、サプライヤーをどうまとめるか、中国を拠点とし周辺国をどのように攻めていくか、あるいは世界をいくつかの極に分けた場合の位置づけ等を考える必要があります。
このような場合、1つの国のコンサルティング会社では自国の利益を優先させるため、公平、かつ世界レベルでクライアントにとって最適な戦略が出てきません。

かといって、複数国のコンサルティング会社を同時に使うと、全ての意見がまとまらず、収拾がつかなくなります。

弊社のように複数国の案件を同時に進めるコンサルティング会社の利点は、世界レベルでクライアントに対して最適な考えを持てることです。
但し、その考えがよろしくないと、世界レベルでリスクを冒しますので、クライアントにとっては注意が必要です。

弊社は、各国で精力的に動き回ってきましたので、現地のコンサルタント以上に魅力的な人脈を作り、良い情報を入手し、クライアントの利益に結び付けていくことを実証してきました。

数年前は私の意見は笑い話でしかなかったですが、徐々に信じてくれるクライアントも増えてきました。

日本で唯一、いや世界で唯一、世界中のどこでも精力的に動き結果に結びつけるコンサルティング会社としての立場を更に強化するため、今まで以上の努力を継続していく覚悟です。