副業について


働き方改革と共に副業という言葉を最近よく聞くようになった。
副業という以上、本業という仕事があるわけで、副業をやっているという人は少なくとも二つ以上の収入源をもち、どれかを本業、それ以外を副業としているということになる。
そもそも、副業という定義をする必要があるのだろうか。
全てを本業として取り組めばそれでいいのではないか。
例えば、仕事を依頼するにしても、副業としてやっています、という人に喜んで依頼するだろうか。
多くの場合、副業という人は、自分には本業はあってその仕事は軽い気持ちで請けています、言い換えれば出来が悪くてもあたりまえ、といった自分への言い訳に使っているように聞こえる。

弊社でもスタッフが他の企業から仕事を請けることを奨励している。
奨励している理由は様々であるのでまた別の機会に述べる。

一つだけ言っているのは、弊社の仕事も含めて、全ての仕事を本業として請けてくれということである。
報酬によってかける時間や労力を調整すればよいだけで、自分の気持ちの中でこれは本業、これは副業という気持ちがあれば、それだけで仕事に対する気持ちの驕りがあると思う。

常々言っているように、与えられた全ての仕事を分け隔てすることなく、感謝して取り組むことが大事だと思う。